第一回学習会(当番幹事:杉山・内田) 

内容:「景観を構成する樹木とその診断方法」
講師:造園学博士・樹木医・(株)雲松園専務 大塚広夫 氏
日時:2010/7/3/9:30〜15:30
場所:山梨県緑化センター
出席状況:出席30名

 今回の講師は、造園学の博士号をお持ちの新進気鋭の樹木医、大塚広夫さん。大塚さんは、雲松園の専務として日々実務にも接しておられ、学問と実務両方の視点を併せ持つ経歴の持ち主です。また、北杜市の環境審議委員や山梨県景観アドバイザーを歴任されるなど、幅広くご活躍をされています。
 さて、そんな大塚先生に今回は、「景観を構成する樹木とその診断手法」と題してお話を頂きました。
 午前中は、室内での講義。農村景観の植生構造のお話をされた後、ご自身の手がけられた樹木の診断治療の実例(根古屋神社の大ケヤキ、北杜高校のプラタナス、神田のオオイトザクラ、山高神代桜)を紹介、さらに樹木の調査診断手法について解説を頂きました。特に、「県下の巨樹銘木において、定点記録調査や治療後の定期的なモニタリングが行われた事例は皆無であり、緑サポーターの活動に結び付けていけば大変有意義だ」との指摘は、示唆に富むものと思われました。

 午後は、センターの見本園に出ての野外講習。おなじみの小野樹木医も加わり、樹木の病虫害や治療についてお話を頂きました。




 最後に、今回学習会のアンケート集計結果(杉山)を掲載しておきます。


(文責:岡)