第2回研修会(当番幹事:矢崎・内田)

内容:「農薬の基礎について」
   「樹木の分類と里山の植生」

講師:株式会社アセラ(農薬部技術開発室、室長)島田英徳先生
   信州大学教育特任教授の馬場多久男先生

日時:2010/8/21/9:30〜14:30

場所:ウッドビレッジ伊奈ヶ湖

出席状況:出席23名

今回は、午前中に「農薬の基礎について」・午後は「樹木分類と里山の植生」の研修を行いました。

今回の研修会場は、ウッドビレッジ伊奈ヶ湖で行いました。標高が高い所なので、とても涼しく研修を受ける事が出来ました。




午前の「農薬の基礎について」の研修は、株式会社アセラ(農薬部技術開発室、室長)にお勤めになっている島田英徳先生の講師により行われました。経験をまじえた講義だったので大変分かり易く参考になり好評でした。
講義は、『病害虫防除の基礎知識』と『農薬の基本と使用方法』の2部構成により講義をしていただきました。
病害虫の発生と仕組み・伝染の仕方・加害様式による害虫の分類・生活環を考慮した防除のタイミング・幼虫発生期(防除適期)を知る(調べる)・農薬の使用方法・農薬の開発にかかるお話・農薬の安全性や試験・取扱上の注意と保管管理など、丁寧な説明と事例などをまじえた分かりやすい講義でした。






午後の「樹木分類と里山の植生」の研修は、信州大学教育特任教授の馬場多久男先生の講師により行われました。馬場先生は、「葉でわかる樹木」と「花実でわかる樹木」の筆者であります。講義の後半では、実際にこの本を使用しての講義も行いました。
講義は、前半は座学による『樹木分類と里山の植生』・後半は現地実習で、「葉でわかる樹木」と「花実でわかる樹木」の使い方(引き方)の講義をしていただきました。
里山の管理方法の良い例、悪い例など分かりやすい説明をいただきました。


また、講義の後半では、現地にある樹木を利用して、「葉でわかる樹木」と「花実でわかる樹木」を実際的に検索を行い樹名をしらべました。
検索表の使い方や類似木の解説編を利用した同定のしかたなどの方法について丁寧な説明をしていただきました。


最後に、今回学習会のアンケート集計結果を掲載します。