県外視察研修会
日時:平成30年10月24日(水)午前8時~5時
場所:東京八王子市廿里町 多摩森林科学園
〈研修テーマ〉
我が国最大の森林関係研究機関、明治以後からの研究成果や樹木の保護育成、管理を視察研修する。
〈多摩森林科学園の概要〉
八王子市高尾にある「多摩森林科学園」は、森林に関する研修機関で、展示館(森の科学館)、約7ヘクタールの樹木園(およそ600種)、サクラ保存林を通年一般公開している。
木材を活用した2階建ての「森の科学館」は、パネルや映像、いれいろな資料を展示、交流の場、森林講座も開催。
8ヘクタールの広大な「サクラ保存林」は、江戸時代から伝わる栽培品種や国の天然記念物指定のサクラのクローンなど、全国各地のサクラ約1500本が植えられており、見頃となる2月下旬から4月下旬は多くの人で賑わう。
「樹木園」は、7ヘクタールの敷地に、昭和の初期から、国内外の樹木約500種、6000本を植栽。園内では775種の野生植物が記録され、季節の植物を楽しめる。
また都市近郊としては珍しく、四季折々、野鳥、ほ乳類などたくさんの生きものたちに出会えるのも魅力。園内ガイドツアー(2時間)も開催している。
○サクラ保存林みどころ
約8ヘクタールにもおよぶサクラの保存があり、全各地のサクラ🌸1500本が植えられています。サクラ🌸の開花は種類によって異なり、2月下旬から4月上旬まで順次見頃をむかえます。
恒例の県外視察研修会は、東京都八王子市にある独立行政法人森林総合研究所多摩森林科学園を研修しました。
〈樹木園観察〉
当園の研究員さんのご案内でまず園内の概要について説明を戴きました。次に樹木園を視察しましたが、第1樹木園は台風➰🌀の為倒木があり立ち入り禁止となり、今回は第2樹木園のみとならました。
参加者が38名と大勢となり、2班に別れてご案内戴きまた。
園内の森林は、江戸時代には幕府直轄であり、明治以降には御料林として公的に管理・保護されてきたため、薪炭林として利用されるようなコナラの二次林は少なく、逆に、この地方に潜在的にあったと考えれる、モミやスタジイなどの常緑樹が多くみら見れるのが特徴でした。
・「モミ」
常緑高木、30~40m、花は単性で、雌雄同株4~5月開花、球果は円柱形で10月熟す。
・「スタジイ」
常緑高木、20~25m、花単性で、雌雄同株果実は翌年の10月熟し堅果。
散策路を進むと❗
・「イチイガシ」
コナラ属、常緑高木20~30m、花単性雌雄同株4~5月開花、果実は10月熟す。同じ仲間に、ウバメガシ、アカガシ、アラカシ、ウラジロガシ、イチイガシ、ツクバネガシなどがある。
・「ヒメバラモミ」
常緑高木30~40m、花は単性雌雄同株5~6月開花、球果10月熟す。
・「コナラ」
落葉高木20~30m、花は単性で雌雄同株、果実は当年の10月に熟す。
ミズナラ別名オオナラ比較的標高が高い所に生育す
更に釣船草通りからサクラ🌸
・「サクラ保存林」
前記の通り、8ヘクタールのサクラ保存林は日本全国の主要なサクラの栽培品種や名木、天然記念物などのクローンが植栽されついる。まさに、10月ザクラが咲いていた。🌸
釣船草通りを戻り、休憩所へ、
・「スギ」
常緑高木30~40m、花単性雌雄同株、3~4月開花、球果は10月、他にエンコウスギ、アシウスギ
〈経木〉キヨウギの名前の由来
元々はお経を書いていたことが由来だと言われている。その後、他の様々な用途でも使われるようになった。
・「イヌビワ」
落葉低木3~5m、花単性で、雌雄同格4~5月開花、果実は11月に熟す。
・「メタセコイヤ」
花期は2~3月、果期は10~11月、(アケボノスギ分布中国四川省原産)
同種に「ラクウシヨウ」がある。4月開花、球果10~11月、(ヌマスギ分布北米南部原産)気根がでる。
以上で樹木園を一巡して展示館に戻りました。丁寧なご案内を戴きました有り難う御座いました。
帰路は、圏央道から中央道へと大月経由で無事に甲府に戻りました。早朝からのご参加戴きました皆様大変ご苦労様でした。