令和元年度やまなし緑サポーター会定期総会議事録
日 時: 令和元年5月29日午後1時30分~2時20分
場 所: 山梨県立文学館・研修室
開会及び司会・広岡事務局長
会長あいさつ(山村会長代行)
令和元年度定期総会に当たり、日頃から、ご指導ご支援を戴いております。みどり自然課 堀内課長補佐、緑化推進機構 元吉事務局長、武田の杜サービスセンター村山所長様のご臨席を頂き開催出来ますことを大変嬉しく思っております。本当に有り難うございます。
饗場会長におかれましては、長い間、当会の発展にご尽力を戴きましたが、昨年より体調を崩され総会に出席も叶わず、退会の申し出が有りましたことをご報告します。改めて感謝の意を表したいと思います。
当会もこれ迄に種々の活動を重ねて来ましたが未々十分な活動には至っていません。昨年から自主活動の一環として清里美し森レンゲツツジの再生に付いて、どんな活動が出来るのか模索し協議検討を重ねて来ましたが、本年度から具体的な活動に繋げて参りたいと思っています。
この活動を通して、更に他地区の課題に付いても取り組んで行きたいと思っています。
来賓あいさつ(堀内みどり自然課長補佐)
会員の皆様には、日頃から県の緑化推進にご協力を頂き感謝を申し上げます。生活の中でゆとりが少なくなり花や緑化が大切です。今後も尚一層緑化を通じて、ゆとりや明るい街作りにご貢献頂きたいと思います。
会員の皆様の益々のご健勝をお祈りして、ご挨拶とします。
来賓紹介 緑化推進機構 元吉事務局長
武田の杜サービスセンター 村山所長
議長選出(会則第11条により会長が議長となる)
総会の成立(出席者34名・委任状21名)
書記任命・事務局
第1号議案 平成30年度事業報告 可決
第2号議案 平成30年度収支決算 可決
第3号議案 令和元年度事業計画(案) 可決
第4号議案 令和元年度収支予算(案) 可決
第5号議案 会則の改正(案) 可決
第6号議案 役員改選及び会員名簿と連絡網の更新 可決
会長に山村丈夫様が新任されました。
以上全ての議案が可決成立しました。
第7号議案 その他
1)やまなしの緑化に関する情報提供について、情報提供をお寄せ下さい。
2)美し森つつじ祭り(植樹)及び森の樹育て(植樹)の参加要請について
質疑応答
(質問)
1)新年度の計画案では斑組織の強化を図るとあるが、斑単位での学習会など予算は計上しているか。
(回答)
現時点は、班活動として何を行うか検討中で、計画は具体化されていない為、詳細な計画を検討して行きたいと思います。尚、必要予算は予備費で対応します。
2)新年度の予算案では、交付金が4万円が減額されているが、その理由と復活増額は出来ないのか。
(回答)山梨緑化推進機構元吉事務局長
交付金の原資は、各家庭からの「緑の募金」から成っており、募金額は近年減少が著しく、やむなく各種団体に交付金の減額をお願いしている。
復活については、「緑の募金」が増えるよう皆さまのご協力を宜しくお願い致します。
3)組織体制では副会長が数名有るが、各々の役割は決まっているのか。
(回答)
まだ、検討中で近々に調整していく予定です。
(総括・学習会担当・県外研修担当・ボランティア担当)
閉会のことば(小林副会長)
学習会「身近な樹木の病害虫防除」く
講師:辻 俊明先生(樹木医)
学習会資料(農薬の基本と使用方法・害虫の生態について)
○農薬の基本と使用方法
〈農薬の定義〉
「農薬」とは、農作物(樹木及び農林産物を含む)を害する菌、線虫、だに、昆虫、ねずみその他動物又はウイルスの防除に用いられる「殺菌剤、殺虫剤その他の薬剤」及び農作物等の生理機能の増進又は抑制に用いられる「成長促進剤、発芽抑制剤その他薬剤」をいう。(防除のために用いられる「天敵」は、この法律の適用については、これを農薬とみなす)
〈防除方法の種類〉
(1)耕種的防除
耐病性、耐虫性品種の栽培、健全育成(施肥、剪定方法等)による抵抗力増大など
(2)生態的防除
病害媒介線虫の除去、中間寄主の除去、天敵の利用など
(3)物理的防除
病害部位除去、害虫捕殺、袋、傘かけなど
(4)科学的防除
薬剤防除
〈農薬の分類〉・殺虫剤
・殺菌剤
・除草剤
・植物成長調節剤
・その他補助剤(展着剤等)
〈病害虫防除の基礎知識〉
・樹木に対する「食害性害虫」の加害様式と加害部位による害虫の分類
・樹木に対する「吸汁性害虫」の加害様式と加害部位による害虫の分類
〈害虫の生態について〉
越冬形態(蛹・卵・成虫・成虫卵・若齡幼虫・二齡幼虫)
越冬形態(菌糸・胞子・ビャクシン類)
〈病微と標微〉
病原体が植樹に侵入し、植樹が病気になると葉や茎や花弁などに斑点ができたり、あるいは全身に色や形態の変化が起こる。
・病気による植物の異常な変化を[病微]という。
[病微]の中で、うどんこ病やさび病のように糸状菌の菌糸や胞子そのものが植物体の表面に現れる。
・肉眼で観察できる特徴を[標微]という。
病微や標微は、それぞれの病気の特徴として違いがあり、植物の病気を診断するための手がかりとなる。
・害虫の越冬形態や発生消長など害虫の生態について、理解ししていればより良い防除効果が期待できる。
以 上