6月4日  美し森のツツジ「植樹」に参加

  日時:2023年6月4日(日) AM,10:00~12:00

  場所:美し森

 

  6月2日は樹木医会山梨大会、3日はミダイ南公園の植樹、連日の行事となり

  参加者はご苦労さまです。

  今回の参加者は「13名」大月市富士吉田市など遠地からの参加者もおり主催

  者から、ねぎらいの言葉がありました。

  今回はいつもですと下草刈りでしたが草刈り機持ちの参加者がいないため、

  北杜市観光協会主催の「植樹」に参加しました。

  数百本の苗を植えました。「無事に育ちますように」祈ります。

6月3日  ミダイ南公園の植樹

  日時:2023年6月3日(土) AM,10:00~12:00

       場所:南アルプス市 ミダイ南公園

 

 今回は台風2号が数日前から沖縄を始め被害が出始めて3日の当日も雨模様のため

 中止としましたが、開始時間の10時には雨が止み参加した人が「2名」、

 本来は「7名」の参加予定でしたが残念な結果となりました。

 足元が悪い中、参加した方はご苦労さまでした。 

6月2日 樹木医会 山梨大会に参加して

日時:2023年6月2日(金) AM,9:00~PM,5:00

場所:ベルクラッシク

内容:やまなし緑サポーター会は樹木医会山梨大会のスタッフとして10名が参加、受付、甲府駅からの誘導、総会時の質疑などのマイク係など、PM,3時からは当会メンバー7名と一緒に講演会を聞きました。

  

樹木医会山梨大会は県単位での国体の様なもので山梨県では40年に1回廻ってくる大イベントで、参加者も全国から200名位の人が集まりました。

やまなし緑サポーター会はスタッフとして参加することで樹木医会との関係が深まり大変に意義のある活動でした。

 

 

 

5月28日 美し森 春の美化活動


美し森春の美化活動

日時:2023年5月28日(日) AM,10:00~12:00

地域のボランティアなどを含め200名余り、当会も「13名」が参加して下草刈りと6月4日のツツジ祭りの植樹の準備を行いました。

当会の主な作業はこの春に鹿の食害が確認された「鹿の障害調査」です。担当地域に横一線に並び調査表に状況を記録し食害の範囲を確認します。

更に定例の下草刈りですが数年前に比べ

笹も減り作業は楽になりました。

食害調査結果は後日、報告します。

 

 

 

集合写真

 

 

 

 

5月17日 学習会「希少植物の現状と保護について」

第15回総会に続き、学習会を開催しました。

  時間:PM,3:00~4:30

  演題:希少植物の現状と保護について

  講師:村山 力 氏(山梨県立武田の杜保健休養林 所長)

 

 <講演要旨>

自己紹介から始めます、県のみどり自然課で自然、環境保護の仕事を長年勤めていました。今は武田の杜の所長を既に5年、植物研究会の理事、今はユネスコエコパークで人間と自然の共存を考える

BAM(Man and Biosphere)の推進委員を行っています。仕事はユネスコエコパークに登録した地域への支援になります。ユネスコエコパークは国内に10カ所で武田の杜は甲武信ユネスコエコパークの案内所に指定されている。

山梨県世界遺産の富士山、ユネスコエコパーク南アルプス、甲武信の2カ所で

世界でも希な誇れる地域、また富士山の3000mから南部の80mまで標高差の大きい地域でそれだけ植生が豊富。

■絶滅種は2018年に更新され山梨県レッドデータブックにランク分けした。山梨県は約17%が絶滅種となっている。1970年代後半から絶滅のスピードは加速し続けており、現在は1年間で4万種、つまり毎日100種類以上の生物が絶滅しています。

生物多様性には「生態系、種、遺伝子」があり、更に4つの恵み(生態系サービス)「基板、供給、調整、文化的のサービス」がある。

生物多様性は4つの危機に直面している「第1の危機:人間の活動や開発、第2の危機:自然に対する働きかけの縮小、第3の危機:人間により持込まれたもの、第4の危機:地球環境の変化」がある。

■第1の危機:護岸工事で被害が及び連絡をもらい私が話しをして工事を待ってもらい、移植して守った。移植できないような貴重な種は冷凍保存した事もあり。

■貴重種は盗掘などがあり公園などのエリア内は規制があるが、山の中などは無人となりそれでも盗掘は無くならない。

山梨県は全国でも初めての保護条例を作った。24時間監視は出来ないので第一には規制、第二は譲渡禁止(仕入れ先、販売先を記録)、罰則を適用。でも山梨県では販売出来ないので他県で販売するため全国に法令を適用、第一の適用はキタダケソウで今は私の案でバットレスの下を立入り禁止とした。

■動物で鹿の場合は計画的に捕獲するが今は少なくなり猟友会の方も大変の様だ。最終的には鹿柵を設けている。柵の中で咲いているのは寂しいが櫛形山の場合は何年も掛かり復活させた。

■第3の危機の侵略的外来種があり処分方法も難しく、オオキンケイギクやアレチノウリなどがある。私が最近気に掛けているのが昇仙峡のキショウブ(菖蒲の葉によく似ていて黄色い花をつける大型の多年草)であの場所には違和感があり調査した結果、大きな群落があり広まったようだ。

■地上最強、最悪の「ナガエツルノゲイトウ」南米原産の多年草で、水辺や水田に入ると最悪の状態になり、早期発見、駆除が必要。

■希少動植物で櫛形山の鹿対策(鹿柵、草刈り)でアヤメ、クガイソウなどが復活した。コヒョウモンモドキは希少野生動植物種に指定(令和5年1月11日施行)され,全ての場所で採集が禁止。「あげる,売る,貸す/もらう,買う,借りる」有償,無償を問わず原則として禁止で,違反した場合は,個人では,5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金,法人では,罰金1億円となる。

■コヒョウモンモドキの食餌植物のクガイソウは甘利山で復活したが、植生は5、10年で復活するが動物は簡単に滅びる、甘利山は鹿柵が遅かったのかも知れない。

■ポールスミザーは八ヶ岳の自然の植生(オミナエシなど)を使い清里で庭を作っている、原風景を取り戻したいとの気持ちがあるようだ。私が甘利山から種を持って植えてもらった、自然では数年かかるが人間がはいると1年くらいで花が咲くようになる。土壌はそこの菌類との共生関係もあり難しい。

■復活しても草原の管理が難しい、幼虫は草に絡まり越冬しているため、なんでも草刈りするのでは無く考えながら行動しなくてはいけない。

■ネイチャーポジティブは生物多様性で自然生態系の損失を食い止め、回復させていく意味、世界の生物多様性は減少し続けており、1970年以来、約68%の生物多様性が失われています、更に30by30(サーティ・バイ・サーティ)ネイチャーポジティブの考え方を2030年までに自国の陸域・海域の少なくとも30%を保全・保護することの達成を目指す目標です。日本では陸で20%、海は10%が保全されている、山梨では10%の保護区域などを増やす活動が必要。しかし10%増やすことは大変なことで国立公園を増やす、また企業が持っている土地、都市公園に変えるを考えで進めている企業もある。

                              以 上





 

5月17日 令和5年度・やまなし緑サポーター会定期総会

令和5年度・やまなし緑サポーター会「第15回」定期総会 

日時:令和5年5月17日 午後1時30分~2:45

場所:山梨県立文学館 研修室

 

1 開会のことば及び司会進行 広岡事務局

2 会長あいさつ (山村丈夫)

 ご来賓の皆さんまには何かとご多忙の中ご臨席を頂きまして有り難うございます。又、日頃からは、関係機関にはご支援ご協力を頂まして感謝を申し上げます。

コロナ禍で活動も不十分さがありました。今後はコロナも終息傾向にあり活動の見直しを行うながら緑の好きな方々と更に交流を深め、楽しく進めて行く一年になると思います。是非、皆様の参加をお願いいたします。

3 来賓あいさつ

 (1)山梨県林政部森林整備課 課長補佐 戸島 武彦 様

 本来は当課の課長が出席すべきところですが所用があり私が代わりに挨 拶をさせていただきます。日頃から本県の緑化行政の推進とご理解をいただきありがとうございます。緑サポーターは平成11年度に林野庁の緑化推進事業の一環として地域の緑化、緑の保全、指導/相談を行うことでスタートし、現在山梨県では延べ260名が登録されています。貴会におかれましては平成20年に発足しボランティアや緑の保全、学習会等を通して緑作りの活動を推進していただき感謝申しあげます。

県では山梨県緑化計画を策定し「多様な主体が支える緑づくりの推進」を定め、4つの基本方針「緑をつくる、緑をいかす、緑をまもる、緑をまなぶ」をSDGsの考え方を活用し、施策の展開を図っています。

貴会の活動は「多様な主体が支える緑づくりの推進」の一躍を担っていただいているものであり、大変心強いものと考えます。引き続き緑作りにご協力いただくよう重ねてお願いいたします。本日の総会のご盛会をお祈りするとともに貴会の益々のご発展と出席者皆様のご健勝をお祈りいたします。ありがとうございました。

 

    (2) 日本樹木医会 山梨県支部長 大澤 正嗣 様

 本日は「やまなし緑サポーター会」の15回目の総会おめでとうございます。 来月6月4日に40年の一度の樹木医会の「全国大会」が山梨県で開催されます、大きな大会で山梨の樹木医会のみでは対応が出来ず、10数名のやまなし緑サポーター会の応援をいただく事にあり感謝申しあげます。

この大会の中で講演会が行われます、内容は「森づくりの研究者からみた樹病学の重要性」「白ワイン「甲州」とブドウ栽培 」「上野原の大ケヤキの治療・保全について」があり、やまなし緑サポーター会の関心深い内容かと思いますので是非参加して下さい。やまなし緑サポーター会は美し森のツツジ美化活動などを始め、社会貢献

活動など素晴らしい活動を行っており敬服いたします。やまなし緑サポーター会の益々のご発展と出席者皆様のご健勝をお祈りし挨拶とさせていただきます。

 

  (3) 山梨県緑化推進機構 代表理事 島田 欣也 様

 本日は「やまなし緑サポーター会」の15回目の総会にお招きいただきましてありがとうございます。

 私は15年前にやまなし緑サポーター会の設立に関係しまして、山梨県緑化センターでやまなし緑サポーター会設立の相談をさせていただき、素晴らしい活動を進めていただき敬意とともに感謝申しあげます。

県の緑化計画で「森林、農村、都市の緑」を進めており緑に対する期待が高まっている中で緑サポーター会の活動は大切な事と思います。活動計画を拝見し引き続きの活躍と緑化の活動への理解を賜りますように宜しく申しあげます。今日は本当におめでとうございます。

 

 (4)武田の杜サービスセンター所長 村山 力 様

  本日は総会開催おめでとうございます。 

 3時からの学習会を担当しており、その時に挨拶をさせていただき ま す。

 

4 議長選出 会則第11条により会長が議長を務める

・資格審査員の報告(萩原)本日の出席者 17名 委任 24名

・議長:会員数「54名」、会則第11条の過半数とあり総会は成立しました。

5書記任命 事務局広岡

6 議事

 第1号議案 令和4年度事業報告について(広岡事務局)

 第2号議案 令和4年度収支決算(会計中村)及び監査報告について

       ・会計監査:駒田

 第3号議案 令和5年度事業計画(案)について(広岡事務局)

 第4号議案 令和5年度収支予算(案)について(会計中村)

 第5号議案 役員改選、会員名簿の更新、他について(広岡事務局)

       新規役員として「深沢 健」「小林初江」の二名を提案。

 

以上提案議案は慎重審議の結果原案通り全て可決成立されました。

 

12月17日 三恵の大ケヤキ美化活動

日時:令和4年12月17日(土)AM,10.00~12:00

場所:三恵の大ケヤキ南アルプス市下今井) (国指定の天然記念物)

目的:令和元年(2019年)の台風による「三恵の大ケヤキ・倒木」を契機に美化

   活動(落ち葉、枯れ枝除去)を開始、今回は4回目になります。

 

  昨年に比べ落葉時期が早いようで枝にはほとんど葉は残っていません。

  今回の参加者は南アルプス市教育委員会文化財課「2名」、地元の方

  「2名」、当会から「9名」、樹木医の内田さん、総勢「14名」。

   

  心配した雨も無く曇り空ですが少し寒い中で山村会長、文化財課の岩間課長から

  挨拶を受け、作業開始。

  落ち葉、枝などの除去は1時間程度で終了、文化財課で準備して頂いたビニール

  袋に「45袋」となりました。

 

  今回から美化活動のみでは無く、「三恵の大ケヤキ」を診断し記録を採りことに

  なり緑サポーター会養成講座で勉強した「樹木診断チェック用紙」を準備しまし

  たが樹齢1000年のケヤキでは中々、難しく全員でケヤキの周りを巡り気が付

  いた点、等を樹木医の内田さんのアドバイスを聞きながらを記録することにしま

  した。

  南アルプス市文化財課より平成11年に土壌改良を行い元気を取り戻したが、この

  数年は少し元気が無いように見える。のコメントがあり。記録採りの重要性を実

  感しました。

 

   作業開始前の挨拶

             

      沢山の落ち葉              45袋の一部

    綺麗になりました。

         集合写真 ご苦労さまでした。